地域性の高いキーワードで、ローカルSEOを

地域によって検索結果が変わる

Googleの検索結果が、日本でも2014年12月から、地域によって変わるようになりました。要するに、東京(検索する場所が東京という意味)で検索すると、検索結果が1位なのに、大阪で検索すると、1ページ目にも出てこない、というような具合です。

地域性が高い

まずは、具体的な検索結果を見てみましょう。場所は東京で、Googleを使って「レンタルオフィス」というキーワードで検索すると、上位5件は次のように東京の情報ばかりです。

レンタルオフィス東京

場所を大阪に移動して、同じ「レンタルオフィス」というキーワードで検索すると全然違う検索結果を得ることができます。(ちなみに、実際に大阪へ移動したわけではありませんが、東京でも技術的にこのような検索結果を表示することができます。)

レンタルオフィス大阪

レンタルオフィスを探している人が、住んでいるその近くのサービスが、検索結果として表示された方が便利ですよね。

Googleは、検索している人がどこにいるのか?さらに、そのキーワードの地域性が高いのかを判断して表示しています。ローカルSEOを行うにあたっては、この「地域性が高いのか」が重要になります。

東京や大阪のような大都市では順位が上のほうでなくても、異なる地域では上位を取りやすくなります。もちろん、地元にも競争相手がいるのであれば、その中での戦いはありますが・・・

地域性が低い

さて、もう1つ具体的な例として、「レンタルオフィスの選び方」で、検索してみます。次のような結果が表示されました。

レンタルオフィスの選び方

なんと、この順位は、東京でも、大阪でも、1位から5位まで、まったく一緒です。

このように、検索する場所に関係なく、検索結果が表示されるケースもあるのです。このキーワードは、「地域性が低い」と言えます。

したがって、このキーワードで上位表示するには、地域に関係なく、すべてのサイトが競争相手となり、ローカルSEOの対象ではない、ということになります。

地域性の調べ方

地域性が高いキーワードなのか、簡単に調べることができます。Google検索のキーワード入力欄の下をみてください。地域性の高い「レンタルオフィス」で検索すると、「すべて」「地図」「画像」「ニュース」「ショッピング」の順に表示されています。

レンタルオフィスの検索結果

ところが、地域性の低いキーワード「レンタルオフィスの選び方」の場合は、「すべて」「ショッピング」「ニュース」「画像」「地図」となっています。

レンタルオフィスの選び方の検索結果

このように、入力されたキーワードによって、この部分の表示が切り替わります。そして、その入力されたキーワードに対して、最適なメニューの順番になっています。

地域性が高いキーワードの場合は「地図」が先頭や2番目にリストされ、地域性の低いキーワードの場合、もっと後ろ、または、表示されないこともあります。

地域性の高いキーワードの見分け方がわかりましたか?

ローカルSEOで成功するためには、地域性の高いキーワードを選ぶことから始まります。

2016/12/27

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